秋の星座 |
|
秋の夜空には、1等星がひとつしかありません。 それは、みなみのうお座にあるフォーマルハウトで、秋の夜、南の空にただひとつ輝いています。 しかし、秋の夜空は、ギリシャ神話に登場する、古代エチオピア王家に纏わる星座が、いくつも輝いています。 勇者・ペルセウスが、天馬のぺガススを駆ってアンドロメダ王女を怪物くじら・ティアマトから救い出す物語はよく知られていて、この物語に登場する様々な人物などが星座になっています。 秋の星座一覧
秋の夜、南の空にひとつだけ明るく輝いている星があります。 これは、みなみのうお座のフォーマルハウトで、ただひとつの秋に見える1等星ですが、みなみのうお座は、みずがめ座と一緒のようにも見えます。 天頂近くには、ぺガススの大四辺形が広がっていて、ゆっくりと夜空を駆けて行きます。 北の空では、北斗七星が地平線近くを通っていきますが、特徴のある形をしたカシオペア座が輝いていて、五角形の形をした、ケフェウス座も見ることができます。 東の空では、ぺガスス座が頭上近くになる頃、ぎょしゃ座のカペラやおうし座のアルデバランなども見え始め、冬の星座の幾つかが顔を出すようになりますが、西の夜空には、まだ夏の大三角形やさそり座なども顔を顔を覗かせています。 ところで、ここでは秋の星座を紹介していますが、ちょうこくしつ座やつる座、ほうおう座などは、南天の星座として扱われることもあります。 夜空のガイド
秋の星座を探すには、「秋の大四辺形」とも呼ばれている「ぺガススの大四辺形」を目印にすると便利です。 ぺガススの大四辺形は、名前のように、ぺガスス座を形づくっている大きな四角形です。 秋の夜、頭上高く見えるぺガスス座は前半身だけで描かれていますが、この四角形は、ペガススの胴体部分にあたります。 四角形を形づくる星のひとつは、アンドロメダ座の頭の部分にもなっているので、この四角形を見つければ、アンドロメダ座も一緒に描き出せると思います。 このページの先頭へ |