ペルセウス座 |
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※何も表示されていない画面をクリックすると、全内容が拡大表示されます △上の図は昇る頃 (8月下旬21時頃・7月中旬0時頃・5月下旬3時頃、東京近郊) |
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名 称 | ペルセウス | ||
学 名 | Perseus | ||
略 符 | Per | ||
概略位置 | 赤経・3h20m / 赤緯・+42° | ||
概略面積 | 615平方度 | ||
20時南中 | 1月6日 | ||
南中高度 | 約北80° | ||
設定者 | プトレマイオス | ||
隣接する星座 | カシオペヤ座・ アンドロメダ座・ さんかく座 ・おひつじ座 ・おうし座・ ぎょしゃ座 ・きりん座 |
ペルセウス座 (Perseus) 探し方・見つけ方 ペルセウス座は、秋の夜、北東から頭上にかけて輝く星座で、プトレマイオスの48星座のひとつにもなっています。 古代バビロニアの時代には既に知られていた古い星座のひとつで、その頃は、最高神・マルドックの姿を表わしていたと言われています。 ギリシア時代には、神話で伝えられている勇者・ペルセウスの姿としてとらえられ、怪物・メドゥーサの首を持った姿で描かれるようになりました。 ペルセウス座の見つけ方ですが、ペルセウス座は、アンドロメダ座の下に位置していて、カシオペア座とおうし座のプレアデス星団との境界辺りにあります。 カシオペア座は「W」字の形をしていて、「昴」と呼ばれているプレアデス星団も小さな星が集まっているのが見えるので、どちらも簡単に見つけることができると思います。 この辺りで「人」の字のように見える星の並びがペルセウス座で、右手には剣を掲げ、左手には、見るものすべてを意思にするという、怪物・メドゥーサの首を持っている姿で描かれています。 2つの2等星があり、比較的分かりやすい星座のひとつなので、上の星座図などを参考に探してみてください。 概要 ペルセウス座には幾つかの星団や星雲があることで知られていますが、β星のアルゴル(Algol)はよく知られている変光星のひとつです。 アルゴルは食変光星と呼ばれている変光星で、ふたつの星が共通の重心の周りをまわっていて、互いの光を隠しあうことで見かけの明るさが変わる変光星です。 2.1等の明るさから3.4等まで、約2.9日の周期で明るさを変えていますが、アルゴル(「悪魔の頭」などという意味)はちょうどメドゥーサの首に位置していることもあって、古代ギリシアでも、既にその光の変化に気が付いていたのではないかとも言われています。 また、ペルセウス座はh&χ(エイチ・カイ)と呼ばれている二重星団があることでもよく知られています。 この二重星団は、カシオペア座との境界付近に位置していて、大変美しい星団として天文ファンに人気があります。 NGC869とNGC884のふたつの散開星団が接近していて、地球からの距離はおよそ7600光年程ですが、肉眼でも見ることができます。 秋の夜空の見所のひとつで、双眼鏡や望遠鏡で眺めると格別ですが、それぞれの星団は数百光年程度離れていると言われています。 この他にも、アメリカ合衆国のカリフォルニア州に形がよく似ていることから、カリフォルニア星雲と呼ばれている散光星雲・NGC 1499や、1400光年ほどの距離にある散開星団・M34なども知られています。 カリフォルニア星雲は望遠鏡でもあまり見えませんが、M34は1400光年ほどの距離にありますが、こちらは双眼鏡でも見ることができる星団です。 ところで、ペルセウス座は、毎年8月の中ごろに特に活発になる、ペルセウス座流星群も見ものです。 ペルセウス座流星群は、7月後半頃から8月後半頃にかけて現れ、しぶんぎ座流星群、ふたご座流星群と共に、3大流星群と呼ばれています。 神話・伝説 ペルセウス座のモデルになっているのは、ギリシャ神話の英雄・ペルセウスですが、その中で伝えられているペルセウスは、アルゴスの王女・ダナエと大神・ゼウスの間に生まれ、様々な冒険をしています。 その中で、ペルセウスは怪物・メドューサの退治に出かけますが、メドューサは、髪の毛が蛇で、その顔を見た者はたちまち石になってしまうという恐ろしい怪物です。 ペルセウスは、女神・アテナから与えられた楯や、ヘルメスから与えられた隠れ兜(冥界の神・ハデスのものとも言われています)などを使ってメドューサを退治しますが、その後も、怪物・ティアマト(くじら座)の生贄にされようとしていたアンドロメダ王女(アンドロメダ座)を助けるなどの冒険をしています。 また、ペルセウスに退治されたメドューサから流れ出た血から、天馬ペガサス(ぺガスス座)が誕生したと伝えられています。 「ペルセウス座の神話」へ このページの先頭へ |