カシオペヤ座 |
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※何も表示されていない画面をクリックすると、全内容が拡大表示されます △上の図は昇る頃 (8月下旬21時頃・7月中旬0時頃・5月下旬3時頃、東京近郊) |
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名 称 | カシオペヤ | ||
学 名 | Cassiopeia | ||
略 符 | Cas | ||
概略位置 | 赤経・1h00m / 赤緯・+60° | ||
概略面積 | 598平方度 | ||
20時南中 | 12月2日 | ||
南中高度 | 約北63° | ||
設定者 | プトレマイオス | ||
隣接する星座 | きりん座 ・ケフェウス座・ とかげ座・ アンドロメダ座・ ペルセウス座 |
カシオペヤ座 (Cassiopeia) 探し方・見つけ方 カシオペヤ座は紀元前1200頃につくられた古い星座で、北の空に、よく目立つ形で描かれています。 カシオペヤ座は、古代エチオピア王の妃・カシオペヤがモデルになっていて、5つの星が「W」字の形に並んだ特徴のある形をしています。 秋には、時刻が進むに連れて「M」字のように見えますが、カシオペヤ座は2等星と3等星からできていて、形も整っているので、すぐに見つけることができる星座のひとつです。 しかし、カシオペヤ座は、椅子に腰掛けているカシオペヤ王女の姿が描かれているのですが、全体の姿をイメージすのは少し難しいかもしれません。 概要 カシオペヤ座は周極星で、国内では地平線に沈むことなく、一年を通して北極星の周りを回っています。 その事もあって、カシオペヤ座は、北斗七星と共に、北極星を探し出すにも重宝する星座です。 北斗七星とは、北極星を挟んで、ちょうど反対側に位置しているので、北斗七星が地平線近くになる頃には、カシオペヤ座を頼りに北極星を探し出すこともできます。 カシオペヤ座から北極星を探し出す方法ですが、「W」字見える右端の星がβ星で、このβ星から、その左斜め下にあるα星への延長線と、「W」字見える左端の星・ε星から、その右斜め下のδ星への延長線が交わるところから、「W」字の山になる、真ん中の頂点にあたるγ星へと線を伸ばします。 更に、その方向に向かって、その距離を5倍伸ばしたところにあるのが北極星です。 説明すると少しややこしいように感じますが、実際に試してみると、簡単に北極星を見つけることができると思います。 ところで、カシオペア座は天の川の中に位置しているので、この辺りに双眼鏡を向けると、無数の星がきらめいているのがよく分かります。 この辺りにはたくさんの散開星団もあって、小型の望遠鏡でも楽しむことができます。 その内のひとつ、M103はまばらな散開星団で、口径10cm程の望遠鏡で見ると、星々が三角形のように並んで、明るく輝いているのが分かります。 また、カシオペヤ座には、およそ370個程の変光星や、多くの重星があることも知られています。 神話・伝説 カシオペヤ座のモデルは、古代エチオピア国の王・ケフェウスの妃・カシオペヤですが、しばしば「カシオペア」とも呼ばれています。(星座名は、「カシオペヤ」です) その物語はギリシア神話にも伝えられていて、アンドロメダ王女の物語と一緒に伝えられています。 王妃・カシオペヤは、美しい娘・アンドロメダを「海の妖精よりも美しい」と自慢したことから、海神・ポセイドンの怒りをかい、エチオピア国に様々な災いが引き起こされることが語られていますが、カシオペヤは自分の美しさを自慢したとも言われています。 ところで、古代エチオピア国は、現在のアフリカにある国ではなく、イスラエルやシリア辺りを中心とした国だったと言われています。 ギリシア神話では、このエチオピア王家にまつわる物語がたくさん紹介されていて、そこに登場するケフェウス王(ケフェウス座)や王女・アンドロメダ(アンドロメダ座)、勇者・ペルセウス(ペルセウス座)などの人物や、怪物ティアマト(くじら座)や天馬・ぺガスス(ぺガスス座)なども、秋の夜空を飾る星座になっています。 「アンドロメダ座」の神話へ このページの先頭へ |