星座図鑑・こうま座

こうま座


      
※何も表示されていない画面をクリックすると、全内容が拡大表示されます
△上の図は昇る頃 (8月中旬21時頃・6月下旬0時頃・5月中旬3時頃、東京近郊) 

拡大図
       
 

名 称 こうま
学 名 Equuleus
略 符 Equ
概略位置 赤経・21h10m / 赤緯・+6°
概略面積 72平方度
20時南中 10月5日
南中高度 約62°
設定者 プトレマイオス
隣接する星座 みずがめ座
・いるか座・
ペガスス座

こうま座 (Equuleus)

探し方・見つけ方
こうま座は、全天88星座の中では2番目に小さい星座で、日本から見える星座の中では、もっとも小さな星座です。
それに、こうま座の中でもっとも明るい星でも4等星なので、探し出すのが少し難しいかもしれません。

こうま座の探し方は、ぺガスス座を目印にして、その頭の先辺りを探して見るようにします。
ぺガスス座は、大きな四角形、「ペガススの大四辺形(秋の大四辺形)」が目に留まるので、すぐに探し出すことができると思います。

こうま座は、そのぺガスス座と、わし座との間辺りに位置していますが、こうま座は、ぺガスス座に近く、その頭の上にのっているような感じがします。
その辺りに、小さくて暗い台形のような形をしている星の並びがありますが、これが、こうま座です。

暗い星座なので、空の明るいところでは見つけにくいと思いますが、こうま座は、ぺガススの頭といるか座の間辺りにあるので、いるか座が分かれば、これを頼りに探し出すこともできます。


概要
こうま座は、プトレマイオスが設定した48星座のひとつですが、実際には、それよりずっと古く、古代ギリシアの天文学者・ヒッパルコスによって設定されたとも伝えられています。

こうま座は、小さな馬の頭を描いていますが、ペガスス座より先に昇ってくるので、ラテン語では「エクウス・プリオル(初めの子馬)」と呼ばれていました。


神話・伝説
こうま座は古くから知られている星座ですが、神話などについては、はっきりとした物語が伝わっていません。

しかし、こうま座のモデルは、ペガススの弟であるケレリスで、太陽神・ヘルメスが、ふたご座になっているカストルに与えたものだと言われているほか、ケンタウロスのケイロンの娘・ヒッペをモデルにしたものだとも言われていて、幾つかの説が伝えられています。

このページの先頭へ


このページの先頭へ