星座図鑑・はちぶんぎ座

はちぶんぎ座


      
※何も表示されていない画面をクリックすると、すべての内容が拡大表示されます
△上の図は昇る頃 (1月上旬21時頃・11月中旬0時頃・9月下旬3時頃、シドニー近郊)

拡大図
      

名 称 はちぶんぎ
学 名 Octans
略 符 Oct
概略位置 赤経・21h00m / 赤緯・-87°
概略面積 291平方度
20時南中 10月2日
南中高度 約-28°
設定者 ラカイユ
隣接する星座 きょしちょう座
・インディアン座・
くじゃく座
・ふうちょう座・
カメレオン座・テーブルさん座
・みずへび座

はちぶんぎ座 (Octans)

探し方・見つけ方
はちぶんぎ座は、ラカイユによって新しく設定された星座で、残念ながら、日本からは全く見ることができない、南半球の星座です。

はちぶんぎ座の探し方ですが、はちぶんぎ座は、ケンタウルス座のふたつの1等星、リギル・ケンタウルスとハダル、そして、エリダヌス座の1等星・アケルナルの、ちょうど真ん中辺りに位置しています。
4等星以下の星からできていて、あまり目立たないので、およその検討をつけたら、上の星座図などを参考にして、形をとらえるようにしてみて下さい。


概要
はちぶんぎ座は、1752年、フランスの天文学者、ニコラ・ルイ・ド・ラカイユによって設定された星座です。
星と星の間の角度を測る観測器具の八分儀が描かれていて、ラカイユは、イギリスのJ・ハドレーが発明した新しい八分儀を記念して、この星座をつくったと言われています。
また、ラカイユは、はちぶんぎ座のほかにも、レチクル座とけい座ぼうえんきょう座などの科学器具をモチーフにした星座もつくっています。

ところで、はちぶんぎ座は、天の南極があることで知られています。
しかし、天の南極にあるので、はちぶんぎ座は1年を通してみることができますが、天の北極には、目印となる北極星が輝いているのに対して、天の南極には、明るい星がありません。
その為、天の南極の位置を知るガイドとして、みなみじゅうじ座が使われています。
みなみじゅうじ座の長い方の軸を、およそ4.5倍ほど南へ伸ばしたところが、天の南極にあたります。


神話・伝説
はちぶんぎ座は新しく設定された星座なので、神話や伝説などは伝わっていません。

しかし、はちぶんぎ座はみずへび座の隣にありますが、みずへび座は、元々はきょしちょう座くじゃく座の間まで伸びていました。
現在のように描かれるようになったのは、ラカイユが、新しくはちぶんぎ座を設定してからだと言われています。

このページの先頭へ


このページの先頭へ