はちぶんぎ座 (Octans) 探し方・見つけ方 はちぶんぎ座は、ラカイユによって新しく設定された星座で、残念ながら、日本からは全く見ることができない、南半球の星座です。 はちぶんぎ座の探し方ですが、はちぶんぎ座は、ケンタウルス座のふたつの1等星、リギル・ケンタウルスとハダル、そして、エリダヌス座の1等星・アケルナルの、ちょうど真ん中辺りに位置しています。 4等星以下の星からできていて、あまり目立たないので、およその検討をつけたら、上の星座図などを参考にして、形をとらえるようにしてみて下さい。 概要 はちぶんぎ座は、1752年、フランスの天文学者、ニコラ・ルイ・ド・ラカイユによって設定された星座です。 星と星の間の角度を測る観測器具の八分儀が描かれていて、ラカイユは、イギリスのJ・ハドレーが発明した新しい八分儀を記念して、この星座をつくったと言われています。 また、ラカイユは、はちぶんぎ座のほかにも、レチクル座やとけい座、ぼうえんきょう座などの科学器具をモチーフにした星座もつくっています。 ところで、はちぶんぎ座は、天の南極があることで知られています。 しかし、天の南極にあるので、はちぶんぎ座は1年を通してみることができますが、天の北極には、目印となる北極星が輝いているのに対して、天の南極には、明るい星がありません。 その為、天の南極の位置を知るガイドとして、みなみじゅうじ座が使われています。 みなみじゅうじ座の長い方の軸を、およそ4.5倍ほど南へ伸ばしたところが、天の南極にあたります。 神話・伝説 はちぶんぎ座は新しく設定された星座なので、神話や伝説などは伝わっていません。 しかし、はちぶんぎ座はみずへび座の隣にありますが、みずへび座は、元々はきょしちょう座とくじゃく座の間まで伸びていました。 現在のように描かれるようになったのは、ラカイユが、新しくはちぶんぎ座を設定してからだと言われています。 このページの先頭へ |
・インディアン座・
くじゃく座
・ふうちょう座・
カメレオン座・テーブルさん座
・みずへび座