エリダヌス座 |
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| ※何も表示されていない画面をクリックすると、すべての内容が拡大表示されます △上の図は昇る頃 (12月下旬21時頃・11月上旬0時頃・9月中旬3時頃、東京近郊) |
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| 名 称 | エリダヌス | ||
| 学 名 | Eridanus | ||
| 略 符 | Eri | ||
| 概略位置 | 赤経・3h50m / 赤緯・-30° | ||
| 概略面積 | 1138平方度 | ||
| 20時南中 | 1月14日 | ||
| 南中高度 | 約25° | ||
| 設定者 | プトレマイオス | ||
| 隣接する星座 | くじら座 ・ろ座 ・ほうおう座 ・みずへび座 ・とけい座 ・ちょうこくぐ座 ・うさぎ座・ オリオン座 ・おうし座・きょしちょう座 | ||
エリダヌス座 (Eridanus)
エリダヌス座の探し方・見つけ方 エリダヌス座はオリオン座の1等星・リゲルのすぐ北西からはじまり、南の地平線へと長く延びている星座で、大きな川の姿で描かれています。 エリダヌス座の探し方は、このリゲルがポイントになりますが、オリオン座はもちろん、リゲルは青白く輝いている1等星なので、すぐに見つけることができると思います。 このリゲルのすぐ近くからエリダヌス座ははじまって、その南端には、全天21ある1等星のひとつであるα星・アケルナルが輝いています。 しかし、エリダヌス座は南の空の低いところに見えるので、日本の多くの地域では星座の一部が地平線に隠れてしまい、残念ながら全体の姿を見ることができません。 しかし、アケルナル以外は3等星以下の星で描かれている全体に暗い星座なのですが、星座を形づくっている星々の間隔が程よく離れているので、一度その姿を探し出すと、次からは案外簡単に見つけ出すことができる星座だと思います。 また、鹿児島県より南、沖縄地方などからなら、アケルナルを含めたエリダヌス座の全景を見ることができ、「己」の字のように淡い星が並んでいる姿をとらえることができます。 エリダヌス座の概要・説明 エリダヌス座はプトレマイオスの48星座のひとつにも挙げられていて、全天で6番目に大きい星座です。 しかし、古くは更に大きい星座で、現在のろ座も、エリダヌス座の一部とされていました。 このエリダヌス座は、伝説の川・エリダヌス川の形が描かれていますが、エリダヌス座のモデルは、イタリア北部を流れるポー川だと言われています。 しかし、ポー川のほかにも、ナイル川やユーフラテス川だとも言われていて、以前はそのような名前で呼ばれていたこともありました。 また、α星のアケルナルは、アラビア語で「河の果て」という意味で、ちょうどエリダヌス座が終わるところに輝いています。 このアケルナルは強く縦扁(平らにつぶれている)していて、赤道方向の直径は太陽のおよそ12倍、極方向はおよそ7.7倍という、赤道方向に強くつぶれた形をしている変わった恒星です。 これは秒速約250kmという超高速で自転している為だと考えられていますが、詳しいことは分かっていません。 (因みに、太陽の自転速度はおよそ秒速1.8km程です) エリダヌス座の神話・伝説 エリダヌス座は紀元前300年頃には誕生していた古い星座で、ギリシア神話にもその物語が伝えられています。 ギリシャ神話では、太陽の神・アポロンの息子・パエトン(ファエトン)が、父から借りた天を駆ける日輪の馬車を走らせようとします。 しかし、日輪の馬車はパエトンの言うことを聞かず、暴れて天空を暴走してしまいます。 その様子を見た大神・ゼウスは、暴走を止めるために馬車に向かって稲妻を放ちます。 稲妻に打たれた馬車はパエトンを乗せたまま下界に落ちていきますが、この馬車が落ちたところがエリダヌス川だと伝えられています。
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