星座図鑑・レチクル座

レチクル座


           
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△上の図は昇る頃 (10月中旬21時頃・8月下旬0時頃・7月中旬3時頃、シドニー近郊)

拡大図
     

名 称 レチクル
学 名 Reticulum
略 符 Ret
概略位置 赤経・3h50m / 赤緯・-63°
概略面積 114平方度
20時南中 1月14日
南中高度 約-5°
設定者 ラカイユ
隣接する星座 とけい座
・かじき座・
みずへび座

レチクル座 (Reticulum)

探し方・見つけ方
レチクル座は、石垣島や宮古島などでは全体の姿をとらえることができますが、ふつうは南半球の星座としてとらえられています。
また、「レチクル」とは聞き馴れないかもしれませんが、望遠鏡で星をとらえる時に使うファインダーなどの中にある、十字に切られた線のことを言います。

さて、レチクル座の探し方ですが、エリダヌス座の1等星・アケルナルと、全天で2番目に明るい、りゅうこつ座のカノープスとの間辺りを探して見ます。
ちょうど真ん中あたりに、ひし形を形づくっている星の並びがありますが、ここが、レチクル座で、3等星以下の星からできています。
少し暗い星座ですが、こじんまりとまとまっているので、案外見つけやすい星座だと思います。


概要
レチクル座は、1756年、フランスの天文学者、ニコラ・ルイ・ド・ラカイユによって設定された、新しい星座です。
星座で描かれているレチクルは、十字に加え、ひし形にも線が引かれています。

レチクル座には、いくつかの銀河がありますが、すぐ近くには大マゼラン雲もあるので、探す時には、これを目印にしてもいいかもしれません。


神話・伝説
レチクル座は新しく設定された星座なので、神話や伝説などは伝わっていません。

また、ラカイユは、レクチル座のほか、ぼうえんきょう座はちぶんぎ座など、科学道具をモチーフにした星座をいくつか設定しています。

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