星座図鑑・からす座

からす座

     
△上の図は昇る頃 (3月中旬21時頃・1月下旬0時頃・12月中旬3時頃、東京近郊)

拡大図
       




名 称 からす
学 名 Corvus
略 符 Crv
概略位置 赤経・12h24m / 赤緯・-18°
概略面積 184平方度
20時南中 5月23日
南中高度 約37°
設定者 プトレマイオス
隣接する星座 おとめ座
・コップ座
・うみへび座

からす座 (Corvus)

探し方・見つけ方

からす座は、春の夜空、南の空低く見える星座ですが、紀元前1900年頃には既に知られていた古い星座です。
カラスを横から見たような姿で描かれていますが、特徴のある星の並びをしている星座なので、案外印象に残る星座です。

からす座の探し方ですが、からす座は「春の大曲線」の延長上にあるので、からす座を探すのは、春の大曲線をたどれば見つけることができます。
春の大曲線は、北斗七星からふたつの明るい星を通って、からす座まで続く大きな天の曲線です。

北斗七星の柄の部分を、その曲がり具合に沿って伸ばしていくと、赤っぽく輝く明るい星に出会います。
この星は、うしかい座のアークトゥルスですが、ここから更に同じ長さだけ伸ばしていくと、今度は青白く光る明るい星にあたります。

これは、おとめ座のスピカで、ここから少し先に伸ばすと、ゆがんだ四角形のような形に星が並んでいるところにあたります。
これが、からす座で、4個の3等星から形がつくられています。

また、からす座は、ろくぶんぎ座コップ座と共に、うみへび座の背中に乗っているように見える星座ですが、この中でももっとも見つけやすい星座だと思います。
からす座の四角形は特徴的で、海に浮かぶ小船のようにも見えるので、日本では「帆かけ星」の名前で呼ばれることもある、意外と目に付く星座です。


概要
からす座は3等星から描かれているので、目を引くような星はありません。
しかし、触角銀河、或いはアンテナ銀河と呼ばれる珍しい形をした銀河があることが知られていて、 この銀河はNGC 4038とNGC 4039のふたつの銀河が衝突してできたと言われています。

また、からす座は地味な星座ですが、うみへび座の動きに合わせて、ろくぶんぎ座・コップ座と一緒に、東から西へと動いていく様子は、春の夜空でも興味あるものだと思います。


神話・伝説
からす座は古い星座でもあり、ギリシア神話などでその話が伝えられています。
神話によると、からす座のモデルになっているカラスは、太陽神・アポロンの使いで、はじめは黄金色(白色とも言われています)の羽根をもっていました。
その上、このカラスは人間の言葉を喋ることのできるカラスでした。

ところで、アポロンはコロニスという女性を愛していましたが、毎日会うわけにもいかず、このカラスを使いに立てて、互いに日々の出来事などを連絡しあっていました。
しかし、ある時、カラスはコロニスには別の恋人がいるというようなことをアポロンに告げます。
これはカラスの作り話だったのですが、それを信じたアポロンは、恋人のコロニスを弓で射ってしまいます。

後に、これが作り話であったことを知ったアポロンは、コロニスの死を悲しみ、その罰として、カラスは真っ黒に色を変えられ、人の言葉も喋れなくなってしまったというような神話が伝わっています。

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