星座の神話
夜空の星々を眺めていると、時間も忘れ、その美しさに心を奪われてしまいます。
星々の輝きだけでなく、近くにある星の並びにも気を取られ、やがては、星と星とをつないで、心に浮かび上がる姿を描くようになります。
そのようにして出来たのが星座の始まりで、古いものでは、すでに古代ペルシャやエジプトの時代には成立していたと言われています。
例えば、うしかい座は、紀元前1200年頃には既に知られていた古い星座だと言われていますが、かんむり座は更に古く、紀元前3200年頃の古代メソポタミア時代には誕生していたとも言われています。
もちろん、日本や中国、インドなどのほか、南米やアフリカなどでも、古い時代から夜空に星座が描かれています。
星座に描かれる姿や形は地域によって様々ですが、多くの場合、その土地の神話や伝説などに基づいていて、うしかい座のモデルになっているのは、ギリシャ神話に登場する、アルカスなどと言われています。
しかし、各星座の神話のページでは、主にギリシャ神話に基づく物語を紹介していますが、うしかい座のモデルになっているのは、同じギリシャ神話に登場する、天空を支える巨人・アトラスだとも、ディオニュソスからブドウ酒の製法を教わったアッティカ王・イーカリオスであるとも伝えられています。
その他の星座についても様々な物語が伝えられていて、星座自体も、地域によってはまったく違って描かれていることもしばしばです。
各星座の神話・伝説のページでは、その中から、よく知られているものを紹介していますが、それにとらわれることなく、皆さん自身が描き出した星座にも、きっと物語が隠されていることと思います。
星や星団などの神話
星座に神話や伝説が残っているように、星や星団、星雲などにも、様々な物語が伝えられています。
ここでは、それらの代表的なものを紹介していますが、星座と同じように、違った神話や伝説なども伝えられています。
今後は、星座を含め、そのような神話や伝説なども紹介していくつもりですが、実に多くの物語が、地域それぞれに伝えられています。
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