うみへび座 |
※何も表示されていない画面をクリックすると、すべての内容が拡大表示されます △上の図は昇る頃 (4月上旬21時頃・2月中旬0時頃・1月上旬3時頃、東京近郊) |
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名 称 | うみへび | ||
学 名 | Hydra | ||
略 符 | Hya | ||
概略位置 | 赤経・10h30m / 赤緯・-20° | ||
概略面積 | 1,303平方度 | ||
20時南中 | 4月25日 | ||
南中高度 | 約41° | ||
設定者 | プトレマイオス | ||
隣接する星座 | ポンプ座・かに座・ こいぬ座 ・ケンタウルス座 ・からす座・ コップ座・ しし座・ てんびん座 ・ いっかくじゅう座 ・とも座・ らしんばん座 ・ろくぶんぎ座・ おとめ座・おおかみ座 |
うみへび座 (Hydra) 探し方・見つけ方 春の南の夜空に見えるうみへび座は、名前のように、星が細長く繋がっている星座です。 うみへび座の見つけ方ですが、かに座の下(東南)あたりを探すと、小さな五角形に星が並んでいるところがあります。 この部分が、うみへびの頭にあたり、ここから、しし座、おとめ座の下を通って、てんびん座の手前まで星が続いているのが、うみへび座です。 その長い背中にあたる部分には、ろくぶんぎ座、コップ座、からす座などが乗っているようにも見える、大きな星座です。 また、うみへびの頭の部分は、しし座のレグルスの右下(西南)にも位置していて、かに座よりも、いくつかの星がはっきりとまとまって見えるので、ぜひ探してみてください。 うみへびの心臓にあたる2等星・アルファルド(コル・ヒドラ、コレ・ヒドレなどとも呼はれます)は赤く輝いていて特徴的な星ですが、この星以外は、3~5等星ばかりの暗い星座です。 しかし、頭になる五角形の形をとらえれば、あとは上の星座図などを参考にすれば、案外簡単にその姿をたどって行くことができると思います。 概要 うみへび座は、全天88星座の中でも最も大きい星座で、紀元前3200年頃には既に知られていたと言われている古い星座です。 わし座やペルセウス座の約2倍ほどもある雄大な星座で、3月下旬の宵の頃に尻尾の先が見えはじめたときには、頭の部分は既に西の空に傾いています。 その姿を一晩中、夜空に見ることができない大きな星座なので、観測する時間を見計らわなければなりませんが、例えば、2月中旬なら午前0時頃、4月上旬なら午後9時頃に、南の空にその全体像を眺めることができます。 また、うみへびの尻尾の下、おとめ座の1等星・スピカの南にはM83という渦巻銀河があります。 1752年、フランスの天文学者・ラカーユによって発見された銀河で、この銀河は明るくて、双眼鏡でもボーっと輝いて見ることができます。 見事な渦巻きをしていて、「南天のねずみ花火銀河」などと呼ばれることもあります。 神話・伝説 うみへび座については、勇者・ヘルクレス(ヘラクレス)の冒険物語としてギリシア神話で語られています。 このうみへびは、レルネアにある泉・アミモーネに棲んでいる9つの首を持つ「ヒドラ」という水蛇で、口から猛毒を吐いては人々を困らせていました。 ヘルクレスはこのヒドラを退治しに出かけますが、その首は、いくら切ってもすぐに新しい首が生えてくる始末で、そのうちのひとつは、いくら切っても不死であったと言われています。 ヘルクレスは苦戦の末にヒドラを退治しますが、このヒドラが、うみへび座のモデルだと伝えられています。 「うみへび座の神話」へ このページの先頭へ |