はと座 (Columba) 探し方・見つけ方 はと座は、冬の空、南の空低くに輝いている小さな星座です。 はと座の見つけ方は、おおいぬ座の南西、オリオン座やうさぎ座の南を探すことで、はと座は{Y」字が横になったような星の並びで描かれています。 しかし、はと座は3等星がひとつだけの目立たない星座なので、上の星座図などを参考にして、全体の姿を描き出してみてください。 また、はと座は地平線低くに輝いているので、視界が開けた、空の暗い場所で観測するのが探しやすいのですが、地平線から出ている時間も短いので、1~2月の夜9時頃が見やすいと思います。 概要 はと座は、1603年、バイエルによって設定され、その後、1679年、ロワイエによって広く知られるようになったと言われている星座です。 はと座の東隣には、以前「アルゴ船座(アルゴ座)」という大きな船の形をした星座がありましたが、この船を、旧約聖書の創世記に登場する「ノアの箱舟」に見立て、その隣に、その物語に登場する鳩の星座が作られたといわれています。 尚、アルゴ船座は、現在、りゅうこつ座、らしんばん座、ほ座、とも座の四つの星座に分割されていますが、アルゴ船座は、ギリシャ神話で有名な、「アルゴ遠征隊の冒険物語」が元になっています。 また、はと座はそれ以前、1592年頃にペトルス・プランシウスによって設定されたとも言われていて、「ノアのはと座」と名づけられていたとも伝えられています。 このほか、はと座には球状星団・NGC1851が位置しています。 およそ35000光年程離れていて、肉眼では見ることができませんが、望遠鏡ならその姿を眺めることができます。 神話・伝説 はと座は新しくつくられた星座なので、神話や伝説などは伝わっていませんが、はと座のモデルになっているのは、「ノアの箱舟」の物語に登場する鳩がモデルだと言われています。 この鳩は、神の怒りによって起こされた大洪水の後、ノアに水が引いたことを知らせた鳩で、オリーブの枝を咥えて戻ってきたことによって、ノアに陸地があることを教えたと伝えられています。 しかし、一方では、はと座はイアソンの一行の乗船・アルゴー号が危険な岩の間を通り抜けるのを助けた鳩だとも言われていて、これについては、「アルゴ遠征隊の冒険物語」を参考にしてみてください。 「はと座の神話」へ このページの先頭へ |
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