じょうぎ座 (Norma) 探し方・見つけ方 じょうぎ座は、直角定規と直定規のふたつが重なっているように描かれている星座です。 日本では、沖縄や奄美諸島では全体を見ることができますが、ふつうは南半球の星座としてとらえられています。 じょうぎ座の探し方ですが、じょうぎ座は、さそり座と、ケンタウルス座との間に位置しています。 ふたつの4等星と、5等星以下の星で描かれていますが、天の川の中にあるので、探し出すのが難しい星座のひとつです。 さそり座のアンタレスと、ケンタウルス座のリギル・ケンタウルスが見えるなら、その真ん中あたりを、上の星座図などを参考にして探して見てください。 じょうぎ座全体は、椅子を横から見たような形で描かれています。 概要 じょうぎ座全体はフランスの天文学者・ラカイユが作った星座ですが、全体に暗くて、形をとらえにくい星座のひとつです。 じょうぎ座の両端には、さいだん座と、おおかみ座がありますが、じょうぎ座は、その一部を削って作られたとも言われています。 じょうぎ座自体は目立つ星座ではありませんが、このあたりは天の川にかかっていることもあり、双眼鏡などで眺めていても、いくつかの星雲や星団が目に留まります。 また、じょうぎ座には、α星、β星がありませんが、これは、1930年、ウジェーヌ・デルポルトが星座の境界を決めた時、じょうぎ座のα星はさそり座のN星、β星をさそり座のH星としたことによります。 神話・伝説 じょうぎ座は、1750年代、ラカイユによって作られた星座で、神話や伝説などは伝わっていません。 ラカイユは、隣のコンパス座をはじめ、ぼうえんきょう座やはちぶんぎ座など、当時に発明された科学道具などの星座をいくつも作っています。 このページの先頭へ |
・おおかみ座
・コンパス座・
みなみのさんかく座・
さいだん座