おおかみ座 (Lupus) 探し方・見つけ方 おおかみ座は、プトレマイオスの48星座のひとつにもなっている古い星座で、主に南半球の星座としてとらえられています。 日本でも、新潟や福島辺りより南だと、全体の姿を見ることができ、夏の星座とされることもあります。 しかし、日本では地平線近くに見えるので、空の暗い、開けたところでないと見えにくい星座です。 おおかみ座の探し方ですが、おおかみ座は、さそり座とケンタウルス座の間に位置しています。 さそり座には赤く輝くアンタレス、ケンタウルス座にはリギル・ケンタウルスとハダルのふたつの1等星があるので、これらの星の間辺りを探すといいと思います。 おおかみ座は天の川の中にあるので、一見すると判然としない感じがします。 しかし、上の星座図などを参考にして星の並びをたどると、うまく狼の形を描いているので、思ったより簡単に見つけることができると思います。 概要 おおかみ座は、古い星座で、紀元前300年頃のギリシャでは、すでに「野獣座」として知られていたと言われています。 しかし、おおかみ座は独立した星座ではなく、ケンタウルス座の一部としてとらえられていたようです。 「おおかみ座」という名前が出てくるのは、13世紀のスペインの星表が最初だと言われています。 また、おおかみ座にはいくつかの星団や星雲があるほか、小型の望遠鏡でも眺めることができる二重星の多い星座として知られています。 神話・伝説 おおかみ座は古い星座ですが、詳しい神話や伝説などは伝わっていません。 ところが、おおかみ座は、ケンタウルス座の隣にあって、ケンタウルスの槍で突かれたように描かれています。 この為、おおかみ座は、ケンタウルスによって、神に捧げられた狼だと言われています。 また、アルカディア王・リュカオンが、神々との宴の時、牛肉と偽って人肉を出したことに大神・ゼウスが怒り、リュカオンが狼に変えられた姿がモデルだとも言われています。 しかし、そのような罰を受けたにもかかわらず、何故星座になっのか、具体的なことは伝わっていません。 このページの先頭へ |
さそり座
・コンパス座
・ケンタウルス座・
うみへび座・
てんびん座