星座図鑑・ほ座

ほ座

     
△上の図は昇る頃 (1月上旬21時頃・11月中旬0時頃・9月下旬3時頃、シドニー近郊)

拡大図
   




名 称
学 名 Vela
略 符 Vel
概略位置 赤経・9h30m / 赤緯・-45°
概略面積 500平方度
20時南中 4月10日
南中高度 約8°
設定者 ラカイユ
隣接する星座 ポンプ座
・らしんばん座・
とも座
・りゅうこつ座
・ケンタウルス座

ほ座 (Vela)

探し方・見つけ方

ほ座は、所謂、船の「帆」を描いたもので、主に南半球の星座としてとらえられています。
日本では、四国より南の地域で、全体を見ることができる星座です。
しかし、冬の終わり頃、南の地平線近くに見えるので、出来るだけ南の地方に行ったほうが見やすくなります。

さて、ほ座の探し方ですが、ほ座は、りゅうこつ座の隣、みなみじゅうじ座の北に位置しています。
この辺りに、少し歪んだ形をした大きな六角形の星の並びがありますが、ここが、ほ座になります。

星をたどるのが分かりづらい星座ですが、ほ座のδ星とκ星、そして、りゅうこつ座のι星とε星は大きな「十字」の形をつくっているので、これを目印にしてもいいかもしれません。
但し、この四つの星がつくる十字は「ニセ十字」と呼ばれていて、みなみじゅうじ座(南十字星)とよく似ているので、間違わないように注意してください。

また、ほ座は天の川の綺麗なところにあるので、大体の見当をつけたら、上の星座図などを参考にして、全体の姿を描くようにしてみて下さい。


概要
ほ座は、元々はりゅうこつ座、とも座らしんばん座と共に、「アルゴ座(アルゴ船座)」として、ひとつの星座としてとらえられていました。
アルゴ座自体は古い星座で、ギリシャ神話の「アルゴ遠征隊の冒険物語」に基づいたものです。

しかし、星の位置を示すのに、アルゴ座自体が大きすぎたこともあり、四つの星座に分けられるようになりました。
現在のように4分割したのは、フランスの天文学者・ラカイユと言われていて、彼は、はちぶんぎ座レチクル座とけい座などの星座もつくっています。

また、ほ座には、いくつかの星団や星雲がありますが、ほ座には、δ、κ、λ、μ、ο、φ、ψの星はありますが、α星やβ星などはありません。
これは、かつてアルゴ座が四つの星座に分割されたとき、バイエル符号がそのまま引き継がれたためです。


神話・伝説
ほ座自体は、新しく設定された星座なので、神話や伝説などは伝わっていませんが、ほ座は、元々はアルゴ座だったので、これについては、ギリシャ神話にその物語が伝わっています。

その物語は「アルゴ遠征隊」の物語で、訳あって、イオルコスの王子・イアソンが、コルキス国にある金色の羊の毛皮を取りに行くという物語です。
イアソンは、その目的を果たすため、アルゴ号という大きな船をつくります。
この船が「アルゴ座」になっているのですが、その舳先には、人の言葉を話すという、樫の木が取り付けられたと言われています。

この遠征隊には、ギリシャ神話の英雄・ヘラクレス(ヘルクレス座)や双子の勇者・カストルとポルックス(ふたご座)、千里眼のリュンケウス、琴の名手・オルフェウス(こと座)など、50人の勇者たちが集まり、イアソンと共にコルキス国を目指します。

遠征隊は様々な冒険の後、コルキス国にたどり着きますが、詳しいことは、「アルゴ遠征隊の冒険物語」を参考にしてください。

「アルゴ遠征隊の物語」へ


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