星座図鑑・しし座

しし座

     
△上の図は昇る頃 (2月中旬21時頃・12月中旬0時頃・11月中旬3時頃、東京近郊)

拡大図
          




名 称 しし
学 名 Leo
略 符 Leo
概略位置 赤経・10h30m / 赤緯・+15°
概略面積 947平方度
20時南中 4月25日
南中高度 約69°
設定者 プトレマイオス
隣接する星座 おおぐま座
・こじし座・
かに座
・うみへび座・
ろくぶんぎ座
・コップ座
・おとめ座
・かみのけ座・やまねこ座

しし座 (Leo)

探し方・見つけ方

春の星座はあまり目立たないようなものが多い中で、しし座は形もとらえやすい星座で、日本では春を代表する星座と言えます。
太陽のように東から昇って、真南を通って西の空へと沈んで行く、堂々とした星座です。

さて、しし座の探し方ですが、しし座を見つけるポイントは、「?」マークを裏返しにしたような星々の並びです。
この「?」マークの下の点にあたるところは、3個しかない春の1等星のひとつ・レグルスです。

レグルスは1等星なので目に付きますが、レグルスは、西の空に輝くふたつの明るい星・カストルとポルックスが並んでいる、ふたご座から探し出すこともできます。
このふたつの星から南に目をやった時、最初に目に付く明るい星が、しし座のレグルスです。

レグルスを見つければ、ここから、しし座全体をとらえることができます。
レグルスは「?」マークの下の点に位置しているので、そこから「?」マークをたどるようにします。

「?」マークは、ししの頭から胸にかけての星々で、体の部分には四角い形で星が並んでいるので、上の星座図などを参考にすれば、すぐにその姿をたどることができると思います。
また、この「?」マークは草刈りの鎌によく似ているので、「ししの大鎌」とも呼ばれることがあります。

ところで、しし座は、「春の大曲線」から見つけることもできます。
上の星座図では隠れていますが、春の大曲線は、北斗七星から、うしかい座のアークトゥルス、おとめ座のスピカを通っている大きな曲線です。
このアークトゥルスとスピカを結んで三角形を作るようにすると、しし座のβ星・デネボラを見つけることができます。

デネボラは、しし座の尻尾にあたる2等星ですが、レグルスに次いで目に付きます。
アークトゥルスとスピカ、そしてデネボラが形作る三角形は「春の大三角形」と呼ばれているもので、これからも、しし座の全体像を描き出すことができると思います。


概要
しし座は紀元前600年頃には既に知られていた古い星座で、黄道12星座のひとつや、プトレマイオスの48星座のひとつにもなっています。
日本で見られる春の代表的な星座で、特に明るい1等星・レグルスは地球から77光年も離れていますが、直径は太陽の35倍、光の強さは太陽の13倍程もあると言われています。

また、レグルスはローマ時代には、その位置から「獅子の心臓」と呼ばれていたと言われている他、レグルスは月の通り道にあるので、時には月に隠れてしまうことがあります。
このことから、昔は王様の運勢を占う星とされ、「ロイヤル・スター」とも呼ばれていました。

しし座の中で、レグルスに次いで輝いているのは、尻尾あたる2等星のデネボラで、名前はアラビア語の「獅子の尾」から付けられています。
このデネボラは、うしかい座の1等星・アークトゥルス、おとめ座の1等星・スピカと共に、「春の大三角形」を形づくっているのでよく知られています。

それに、しし座は流星群が現れることでも注目を集めている星座です。
毎年11月の中旬頃には、しし座方向から多数の流星が現れ、これらは「しし座流星群」と呼ばれています。
この流星群は大変見事なものですが、33年毎には大出現するとされていて、多い時には1時間に20万個以上の流星が現れると言われています。

また、ふたつの星が互いの周りを回っている場合を「連星」と言いますが、しし座頭部にあたる「ししの大鎌」と呼ばれているところにあるγ星・アルギエバ(アルキバ)は、連星として知られています。
アルギエバは2等星ですが、望遠鏡などで見ると、2.6等星と3.8等星が寄り添っているように見えます。
これを発見したのはウィリアム・ハーシェルで、彼は天王星も発見しています。

そのほか、しし座にはいくつかの銀河がありますが、M65とM66、NGC 3628の3つの渦巻銀河は「しし座の三つ子銀河」と呼ばれていて、約3500万光年の距離にある小さな銀河群です。

また、楕円銀河・NGC3842と渦巻銀河・NGC3861を中心とする「しし座銀河団」と呼ばれる銀河団は、かみのけ座銀河団と共に「かみのけ座超銀河団」を構成していて、この超銀河団によって、初めて宇宙の大規模構造が知られるようになりました。


神話・伝説
しし座は古い星座でもあることから、ギリシア神話にも登場していますが、この獅子はネメアの森にすむ人喰いライオンだと言われています。
その神話は、勇者ヘルクレス(ヘラクレス)の冒険物語の中に出てくるもので、ヘルクレスの最初の冒険がこのネメアの獅子退治です。

このライオンは、いつの頃からかネメアの森に棲みつくようになっていて、度々村人たちや旅人などを襲っていました。
困った村人たちは大神・ゼウスに祈り、ゼウスはヘルクレスに獅子退治を命じます。
命を受けたヘルクレスはどうにかこのライオンを退治しますが、三日三晩の間、その首を絞め続けたとも言われています。

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