こぎつね座 (Vulpecula) 探し方・見つけ方 夏の夜空に輝く「夏の大三角形」は、さまざまな星座を探す時の道しるべになりますが、こぎつね座は、この夏の大三角形の中に位置しています。 ですから、こぎつね座の探し方は、夏の大三角形を探すことからはじめますが、夏の大三角形は、こと座のベガ、はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイルから形づけられています。 この夏の大三角形の中に、こぎつね座は位置していますが、こぎつね座は明るい星もなく、星の並び方も特徴のあるものではないので、とても見つけづらい星座です。 しかし、夏の大三角形の中には、こぎつね座のほかにも、や座が位置しているので、こちらもポイントにして探してみるようにすればいいと思います。 こぎつね座は、はくちょう座の南、や座の北隣に位置していますが、どちらの星座も、わし座とはくちょう座の間にあるので、大体の見当がついたら、上の星座図などを参考にして、全体像を描いていみてください。 概要 こぎつね座は、もっとも明るい星でもα星の4.44等なので、目立つ星座ではありませんし、形もたどりづらい星座です。 しかし、こぎつね座と、や座の境界付近には、亜鈴状星雲と呼ばれている惑星状星雲・M27があることが知られています。 この星雲は、名前のように鉄アレイの形に似ていて、天文ファンの間でも人気の星雲です。 地球からの距離は820光年程と言われていますが、明るく輝いているので、小型の望遠鏡でも意外によく見ることができ、双眼鏡でも楽しむことができます。 神話・伝説 こぎつね座は、1687(1690?)年、ポーランドの天文学者ヨハネス・ヘヴェリウスによって新しく設定された星座なので、神話や伝説などは伝わっていません。 ところで、こぎつね座は「ガチョウを咥えたキツネ」の姿で描かれていますが、一時期の間、このガチョウは独立した星座として扱われていた言われています。 このページの先頭へ |
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