こじし座(Leo Minor) 探し方・見つけ方 春の夜空に、しし座と並ぶように描かれているのがこじし座です。 こじし座は面積が狭く、明るい星もないので見つけづらいかもしれませんが、しし座の頭部分と、おおぐま座にある北斗七星のひしゃく部分との間に位置しています。 一番明るい星でも3.8等の46番星(プラエキプア/Praecipua)ですが、その横に位置しているしし座は、レグルスとデネボラが輝いていて見つけやすい星座です。 また、ひしゃくの形をした、北斗七星も見つけやすいので、その間辺りに見当をつけて、上の星座図などを参考にして探してみてください。 概要 こじし座は1687年、ポーランドの天文学者、ヨハネス・ヘヴェリウスによって設定された星座で、しし座とおおぐま座の間の星座のないところを埋めるように描かれています。 ヘヴェリウスは、こじし座の他にも、やまねこ座やこぎつね座などの星座を設定していますが、いずれも淡くて、その姿も描きづらいものが多いようです。 ところで、こじし座にはα星がありませんが、46番星のプラエキプアがもっとも明るく輝いています。 これは、ヘヴェリウスが、こじし座を設定してからおよそ150年後の1845年、フランシス・ベイリーが星座図の中で、現在の46番星にαのバイエル符号を付け忘れたことによるものと言われています。 また、プラエキプアとは、ラテン語で「主な(もの)」というような意味ですが、元々この固有名は、こじし座の37番星に付けられたものであったとも言われています。 神話・伝説 こじし座は新しく設定された星座なので、特に神話や伝説などは伝えられていません。 このページの先頭へ |
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