こいぬ座 |
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| ※何も表示されていない画面をクリックすると、すべての内容が拡大表示されます △上の図は昇る頃 (1月上旬21時頃・11月中旬0時頃・9月下旬3時頃、東京近郊) |
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| 名 称 | こいぬ | ||
| 学 名 | Canis Minor | ||
| 略 符 | CMi | ||
| 概略位置 | 赤経・7h30m / 赤緯・+6° | ||
| 概略面積 | 183平方度 | ||
| 20時南中 | 3月11日 | ||
| 南中高度 | 約61° | ||
| 設定者 | プトレマイオス | ||
| 隣接する星座 | ふたご座・ いっかくじゅう座 ・うみへび座 ・かに座 | ||
こいぬ座 (Canis Minor)
こいぬ座の探し方・見つけ方 こいぬ座は、冬の夜、南の空高く輝いている星座で、プトレマイオスの48星座のひとつにもなっています。 α星のプロキオンとβ星のゴメイサから描かれている小さな星座ですが、おおいぬ座が夜空に昇ってくる前に現れ、1等星のプロキオンがよく目に付く星座です。 こいぬ座の探し方は、このプロキオンを目印にすることがポイントです。 プロキオンはオリオン座の東に輝いていて、オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウスと共に「冬の大三角」を形づくっているので、すぐに目に止まると思います。 また、プロキオンは「冬のダイヤモンド」を形成する恒星のひとつにもなっています。 こいぬ座は全体としては小さな星座ですが、南に位置あるおおいぬ座と一緒にイメージを描くと、案外とらえやすい星座だと思うので、上の星座図などを参考にしてみてください。 それと、プロキオンとシリウスの間には、天の川が流れているのですが、空の明るいところでは、見えないかもしれません。 こいぬ座の概要・説明 こいぬ座は、紀元前1200年頃には既に知られていた星座で、その頃は「海の犬座」と呼ばれていました。 しかし、時代が下り紀元前300年頃になると、ギリシアやエジプトなどで、おおいぬ座を「いぬ座」と呼ぶようになり、こいぬ座はこれに先駆けて夜空に昇ってくることからプロキオン(「犬の前、犬の先駆け」などの意味)と呼ばれるようになりました。 古代エジプトでは、おおいぬ座のシリウスが明け方の空に昇るのを見てナイル川が氾濫する季節を予測しましたが、シリウスに先がけて昇ってくるプロキオンも、これを予測する為の大切な星だったと言えます。 そして、「こいぬ座」と呼ばれるようになってのは中世の頃、アラビアに伝わってからで、現在、プロキオンは、こいぬ座のα星の名前になっています。 ところで、プロキオンは地球からの距離がおよそ11.4光年程で、14番目に近い恒星です。 このプロキオンは、おおいぬ座のシリウスと同様、白色矮星の伴星をもっています。 白色矮星は、太陽ほどの大きさの星が地球ほどの大きさまで圧縮された密度の高い星で、一生の終わりに近い恒星です。 残念ながら、この伴星はとても暗いため、小さな望遠鏡では見ることができません。 こいぬ座の神話・伝説 こいぬ座は、おおいぬ座と一緒の物語として語られることが多く、ギリシャ神話では、おおいぬ座と共に、猟師・オリオンが連れている猟犬だと言われています。 しかし、おおいぬ座と同様、こいぬ座の神話や伝説もいくつか伝わっていて、テーバイ王カドモスの孫・アクタイオンが連れていた猟犬とも言われています。 この神話も、おおいぬ座の物語と一緒になって語られていますが、訳あって、鹿に姿を変えたアクタイオンを噛み殺した猟犬がモデルだとされています。
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