やぎ座 |
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※何も表示されていない画面をクリックすると、全内容が拡大表示されます △上の図は昇る頃 (8月下旬21時頃・7月中旬0時頃・5月下旬3時頃、東京近郊) |
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名 称 | やぎ | ||
学 名 | Capricornus | ||
略 符 | Cap | ||
概略位置 | 赤経・20h50m / 赤緯・-20° | ||
概略面積 | 414平方度 | ||
20時南中 | 9月30日 | ||
南中高度 | 約37° | ||
設定者 | プトレマイオス | ||
隣接する星座 | みずがめ座 ・わし座 ・いて座・ けんびきょう座 ・みなみのうお座 |
やぎ座 (Capricornus) 探し方・見つけ方 やぎ座は、大きな逆三角形のような形で描かれている星座で、いて座の東隣に位置しています。 頭や体の前半部は山羊(やぎ)で、尾の部分は魚になっているという姿で描かれていますが、逆三角形に見える右の頂点にあたるところが頭で、左の方は尾になっています。 やぎ座の探し方ですが、南の空に向いて、天の川が見えていたら、その東隣(左側)には明るい星が輝いていない領域があります。 この辺りが、やぎ座で、特徴的な星の並びをしているのが分かると思います。 やぎ座は3等星以下ばかりの星からできているので、空の明るいところではあまり目立ちませんが、空の暗いところなら、見つけやすい星座です。 周りにはあまり明るい星がないので、上の星座図などを参考にして探してみると、意外と目に付く星座です。 概要 やぎ座は、黄道12星座のひとつにもなっている古い星座で、古代バビロニア時代には、冬至点はやぎ座にありました。 現在の冬至点は、地球の歳差運動の為、隣のいて座に位置していますが、冬至点は、現在でも「Tropic of Capricorn」と呼ばれ、やぎ座の名前が付いています。 また、やぎ座の尾にあたるδ星(デネブ・アルゲディ)は、やぎ座でもっとも明るい恒星で、この星の近くはドイツの天文学者・ガレによって海王星が発見されたところとして知られています。 この他、頭に位置しているα星のアルゲディは、肉眼でも分かる二重星としてよく知られています。 神話・伝説 やぎ座は、古代バビロニア時代には既に知られていた古い星座なので、ギリシア神話などにも、その物語が伝えられています。 ギリシャ神話では、やぎ座は、牧神・パーンの変身損ねた姿だと伝えられています。 ある日、天界の神々がナイル川の畔で宴会をしていたとき、怪獣ティフォンが突然現われ、これに驚いた神々は様々な姿に変身して逃げ出しました。 しかし、魚に変身して逃げようとしたパーンは、あまりにあわてた為、上半身はヤギの姿のままだったと言われて、この姿が、やぎ座に描かれているのだとされています。 「やぎ座の神話」へ このページの先頭へ |