かみのけ座 |
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※何も表示されていない画面をクリックすると、すべての内容が拡大表示されます △上の図は昇る頃 (3月中旬21時頃・1月下旬0時頃・12月中旬3時頃、東京近郊) |
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名 称 | かみのけ | ||
学 名 | Coma Berenices | ||
略 符 | Com | ||
概略位置 | 赤経・12h45m / 赤緯・+23.5° | ||
概略面積 | 386平方度 | ||
20時南中 | 5月28日 | ||
南中高度 | 約78° | ||
設定者 | ティコ・ブラーエ | ||
隣接する星座 | りょうけん座 ・おおぐま座 ・しし座 おとめ座 ・うしかい座 |
かみのけ座 (Coma Berenices) 探し方・見つけ方 かみのけ座は、星座を形づくるほとんどが散開星団となっている珍しい星座です。 北斗七星とうしかい座、おとめ座、しし座に囲まれたところに位置していて、この辺りに小さな星の群れがボーっと見えますが、これがかみのけ座の中心です。 かみのけ座の探し方は、「春の大三角形」を目印にするのがよいと思いますが、春の大三角形は、うしかい座のアークトゥルス、おとめ座のスピカ、しし座のデネボラがつくる大きな三角形で、すぐに眼に留まると思います。 このアークトゥルスとデネボラを結んだ西に位置しているのが、かみのけ座で、全体は意外と大きな星座です。 また、春の大三角に、りょうけん座のコル・カロリを加えた大きな四角形が「春のダイヤモンド」で、かみのけ座は、この中に位置しているので、上の星座図などを参考にして、探してみてください。 ところで、かみのけ座の中心は、およそ40個程の星が集まっていますが、これらの星はM111という散開星団で、広い範囲に渡っています。 地球から約288光年という、2番目に近い星団なので、星の集まりとして見えますが、双眼鏡を向けると、視野いっぱいに星が散らばっている様子を観察することができます。 概要 かみのけ座はギリシア時代から知られていた古い星座ですが、プトレマイオスがまとめた48個の星座の中には入っていなかったため、一時の間忘れられていました。 それを16世紀になってから、再びティコ・ブラーエが星座として採用したとされています。 かみのけ座は散開星団・M111が中心となって出来ている珍しい星座ですが、かみのけ座の近くには、他にも多くの銀河を見ることができます。 およそ3億光年も離れいているので、大望遠鏡でしか見ることはできませんが、そこには1000個以上もの銀河が密集していると言われていて、「かみのけ座銀河団」と呼ばれています。 また、かみのけ座銀河団は、しし座銀河団と共に「かみのけ座超銀河団」を構成していて、この超銀河団によって、初めて宇宙の大規模構造が知られるようになりました。 神話・伝説 かみのけ座は、古代エジプトの王・プトレマイオス3世の妃・ベレニケ王妃の髪の毛と言われています。 ある時、プトレマイオス王は戦場に赴きますが、ベレニケ王妃は、夫であるプトレマイオス王が戦場から無事に戻ったならば、自分の髪を女神・アフロディアに捧げることを誓います。 アフロディアこの望みを聞き入れ、プトレマイオス王は無事に戦場から帰還します。 そして、ベレニケ王妃は、誓ったとおり自分の美しい髪の毛を切り、神殿に捧げます。 この時捧げられたベレニケの髪の毛が、かみのけ座になったのだと神話では伝えています。 「かみのけ座の神話」へ このページの先頭へ |