星座図鑑・わし座

わし座

     
△上の図は昇る頃 (7月上旬21時頃・5月下旬0時頃・4月上旬3時頃、東京近郊)

拡大図
   




名 称 わし
学 名 Aquila
略 符 Aql
概略位置 赤経・19h30m / 赤緯・+2°
概略面積 652平方度
20時南中 9月10日
南中高度 約58°
設定者 プトレマイオス
隣接する星座 や座
・ヘルクレス座
・へびつかい座
・へび座・
たて座・
いて座・
やぎ座
・みずがめ座
・いるか座

わし座 (Aquila)

探し方・見つけ方

わし座は夏を代表する星座のひとつで、夏の夜、東南から南の空高く見える星座です。

わし座の探し方は、1等星のアルタイルを見つけることですが、アルタイルは「夏の大三角形」のひとつになっているので、すぐに見つけることができると思います。
夏の大三角形は、わし座のアルタイル、こと座のベガ、はくちょう座のデネブを結んだ大きな二等辺三角形で、夏の宵頃には、頭上高く輝いています。

この中で、一番明るく輝いているのがベガで、天の川の西、少し離れたところにあります。
アルタイルは天の川を挟んでベガの東、天の川のすぐ側で輝いている星で、ベガ(織姫星)と共に、七夕の「彦星」としてもよく知られているので、すぐに分かると思います。

このアルタイルを真ん中にして、三つの星がほぼ真っ直ぐに並んでいるところが、わし座の目印です。
わし座の全体の姿は、羽を広げて空を飛ぶ鷲の姿が描かれています。
しかし、わし座は比較的大きな星座ですが、これ以外のところはあまり目に付かないので、あとは上の星座図などを参考にして、全体像をとらえてみてください。


概要
わし座はプトレマイオスの48星座のひとつにもなっていますが、α星のアルタイルは、全天21の1等星のひとつで、視等級0.77等で輝いています。
アルタイルは、日本ではベガと共に七夕星として親しまれていますが、アルタイルは、アラビアでもベガと一緒にとらえられていたようです。

アルタイルは、アラビア語で「飛ぶ鷲」という意味ですが、アラビアでは、アルタイルを挟んで、β星のアルシャイン、γ星のタラゼドの三つの星でわし座を形付けていました。
これに対して、ベガを含むε星、ζ星の三つの星は、「落ちる鷲」などと呼ばれていて、翼をたたんでいる鷲の姿としてとらえられていたようです。

また、アルタイルは地球から17光年ほどの距離にありますが、3個の伴星をもつ4重星として知られているほか、秒速240kmという、非常に高速で自転しているため、赤道部分が膨らんだ楕円になっています。

この他、わし座は天の川と天の赤道が交わるところにある星座で、いくつかの星団や星雲が位置しています。
中でも、NGC 6803やNGC 6781などは、特徴のある惑星状星雲として知られています。


神話・伝説
わし座は、古代バビロニアの時代には既に知られていた古い星座で、ギリシア神話にも、その物語が伝えられています。

ギリシャ神話では、大神・ゼウスが美少年・ガニメド(ガニメデス)に気を引かれ、天に連れ去った時に変身した姿だと伝えられていて、ガニメドは秋の星座みずがめ座のモデルになっています。
また、他の説によると、この鷲は、人に火を与えた罰として岩山につながれた、プロメテウスをついばむ鷲だとも言われています。

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