星座図鑑・へびつかい座

へびつかい座

    
△上の図は昇る頃 (5月下旬21時頃・4月中旬0時頃・2月下旬3時頃、東京近郊)

拡大図
   




名 称 へびつかい
学 名 Ophiuchus
略 符 Oph
概略位置 赤経・17h / 赤緯・0°
概略面積 948平方度
20時南中 8月5日
南中高度 約47°
設定者 プトレマイオス
隣接する星座 ヘルクレス座
・へび座・
てんびん座
・さそり座・
いて座
・わし座

へびつかい座(Ophiuchus)

探し方・見つけ方

へびつかい座は真夏の夜、南の空の真ん中に広がっている大きな星座で、蛇使いがもっている蛇(へび座)と一緒にすると、うみへび座を超えて全天で一番の大きさがあります。
α星のラス・アルハゲとη星・サビクの2つの2等星がありますが、実際に見てみると、上の星座図から受けるイメージよりもずっと大きい星座です。

へびつかい座の探し方は、まず、夏の代表的な星座である、さそり座を見つけます。
南の夜空に輝く、明るくて赤い星が、さそり座のアンタレスです。
この星を挟んで「S」字のように星が並んでいるところが、さそり座です。

この、さそり座の北に大きな五角形のように星が並んでいますが、ここが、へびつかい座です。
将棋の駒のような形に星が並んでいて、この部分が蛇使いの胴と頭の部分になるので、星座図などを参考にして、全体の姿をイメージするようにしてみてください。

また、へびつかい座は、へび座と一緒にとらえられることが多いのですが、この五角形から横に伸びている星の並びがへび座で、へび座は頭部と尾部に分かれた珍しい星座です。


概要
へびつかい座と、へび座は、元はひとつの星座で、紀元前3200頃のバビロニアでは、既に知られていた古い星座です。
その後、古代ギリシアのプトレマイオスによって、ふたつの星座に分割されたと言われていますが、それでも、へびつかい座は大きい星座なので、幾つかの星団なども含んでいます。

その中でも、球状星団・M19は明るくて小さい星団ですが、少し歪な形をしていることが知られています。
この星団はメシエによって1764年に発見され、後にハーシェルによって星団であることが確認されました。

この他、へびつかい座は、さそり座といて座の北隣にありますが、ヘルクレス座の南隣に位置しています。
このヘルクレスの頭の上にあたるところには、3等星のラス・アルゲティがありますが、この星は、すぐ隣にある、へびつかい座の頭に位置している2等星・ラス・アルハゲと並んでいます。
そこで、星座ファンなどはヘルクレス座のα星を「ケチ」、へびつかい座のα星を「ハゲ」などと呼んで覚えているようです。

また、へびつかい座は黄道十二星座には含まれていませんが、その一部は、太陽の通り道にあたる黄道上にある星座です。
この為、黄道十三星座として扱われることもあります。


神話・伝説
へびつかい座は古くから知られていた星座なので、幾つかの神話や伝説などが伝わっています。
ギリシア神話では、優れた医者であったエスクラピウス(アスクレピオス)の物語が伝えられていて、蛇使いのモデルは、このエスクラピウスだと言われています。

エスクラピウスは太陽の神・アポロンとラリッサ王の娘・コロニスとの間に生まれ、医術をよく修め、人々を病から救いました。
その名声は広く知れ渡り、ついには死者をも蘇らせることができるほどの名医となりした。

しかし、冥界の神・プルトーン(ハデス)は、死者が来ないことに困ってしまいます。
そこで、プルトーンはゼウスに頼み、エスクラピウスを天に上げてもらったということです。

ところで、エスクラピウスが、なぜ大きな蛇をもって、へびつかい座になっているのかは、よく伝わっていません。
脱皮する蛇が不死の象徴であるとか、へびの毒をも良薬して使うことができただとか、いろいろな説明がなされているようです。

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