星座図鑑・コンパス座

コンパス座


     
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△上の図は昇る頃 (4月中旬21時頃・3月上旬0時頃・1月中旬3時頃、シドニー近郊)

拡大図
     

名 称 コンパス
学 名 Circinus
略 符 Cir
概略位置 赤経・14h50m / 赤緯・-63°
概略面積 93平方度
20時南中 6月30日
南中高度 約-7°
設定者 ラカイユ
隣接する星座 ケンタウルス座
・はえ座・
ふうちょう座
・みなみのさんかく座・
じょうぎ座
・おおかみ座

コンパス座 (Circinus)

探し方・見つけ方
コンパス座は南天の星座で、航海の時に、測量に使われるコンパスを描いたものです。

コンパス座の探し方ですが、コンパス座は、3等星から5等星で作られた暗い星座ですが、見つけ方は比較的簡単です。
大きなケンタウルス座の前足にある、1等星のリギル・ケンタウルスはよく目に付くと思いますが、コンパス座は、すぐその先に位置しています。
細長い三角形を形づくっているのが、コンパス座で、みなみのさんかく座との間にあります。

しかし、コンパス座は、全天88星座の中でも4番目に小さい星座で、このあたりは天の川の中になっていることもあって、最初は探し出すのが少し難しいかもしれません。
でも、形が整っている星座なので、上の星座図などを参考にして、見つけ出してみてください。
みなみじゅうじ座が見えるなら、そこからケンタウルス座のリギル・ケンタウルスを通った先に位置しています。


概要
コンパス座は、1750年代に、フランスの天文学者、ニコラ・ルイ・ド・ラカイユによって作られた星座です。
日本でも、宮古島や石垣島などからなら、地平線近くに、全体の姿を見ることができますが、ふつうは、南半球の星座としてとらえられています。

一番明るい星はα星で、ちょうど、コンパスの頭のところに位置しています。
コンパス座がつくられた頃は、所謂大航海時代で、この頃には、ぼうえんきょう座はちぶんぎ座など、航海に関係する道具をモチーフにした星座が多く作られています。


神話・伝説
コンパス座は、ラカイユが新しく設定した星座なので、特に神話や伝説などは伝わっていませんが、ラカイユは、隣にある、じょうぎ座などもつくっています。

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