星座図鑑・ぎょしゃ座

ぎょしゃ座

    
△上の図は昇る頃 (11月中旬21時頃・9月下旬0時頃・8月中旬3時頃、東京近郊)

拡大図
 




名 称 ぎょしゃ
学 名 Auriga
略 符 Aur
概略位置 赤経・6h00m / 赤緯・+42°
概略面積 657平方度
20時南中 2月15日
南中高度 北約83°
設定者 プトレマイオス
隣接する星座 きりん座・
ペルセウス座・おうし座・
ふたご座
・やまねこ座

ぎょしゃ座 (Auriga)

探し方・見つけ方

ぎょしゃ座は、1等星・カペラが位置している星座としてよく知られています。
冬の夜、北の空に頭上高く輝いている星座で、カペラはもっとも北の空を通る1等星です。

ぎょしゃ座の見つけ方は、ペルセウス座の東にある五角形に並んだ星の並びを探すことで、ぎょしゃ座は、ペルセウス座とふたご座の間に位置しています。
1等星のα星・カペラは、この五角形のひとつになっていますが、カペラを見つければ、この五角形は簡単に探し出すことができると思います。

カペラは、それだけでも目に留まると思いますが、カペラと、ふたご座のポルックス、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウス、オリオン座のリゲル、そして、おうし座のアルデバランは、大きな六角形を形づくっていて、「冬のダイヤモンド(冬の大六角形)」と呼ばれているので、この六角形からも探し出すことができると思います。

また、五角形を形づくっている最も南に位置しているのは、おうし座の2等星・エルナトで、この星は、雄牛の角の先になっています。

ぎょしゃ座は、1匹の雌山羊と2匹の仔山羊を抱く御者の姿で描かれていて、カペラと、すぐ近くにある小さな三角形の星の並びが仔山羊を抱えている様子だとされていますが、この三角形を御者がもつ手綱と見ることもできます。


概要
カペラはぎょしゃ座で最も明るい恒星で、全天に21ある1等星の中でも、6番目に明るい1等星です。
カペラは「牝の仔やぎ」という意味で、ちょうど仔やぎが描かれているところに位置しています。
地球からおよそ距離42光年ほど離れたところにあって、表面温度は太陽と同じくらいなので、太陽によく似た黄色っぽく輝いて見えますが、カペラは連星であることが分かっています。

また、カペラのすぐ近くにはε星・アル・マーズがありますが、この星も、ふたつの星が互いの周りをまわりあっている連星として知られています。
しかし、そのひとつはやはり接近した連星で、とても珍しい連星のひとつです。

ところで、ぎょしゃ座は天の川の中にあるので、双眼鏡などで眺めると、大変美しい星座のひとつです。
中でも、M36、M37、M38といった星団がほぼ一列に並んでいますが、これらの星団はいずれも散開星団で、小型の望遠鏡でもその姿を楽しむことができます。


神話・伝説
ぎょしゃ座は、プトレマイオスの48星座のひとつにもなっている古い星座で、ぎょしゃ座については、幾つかの神話や伝説が伝わっています。

ギリシャ神話やローマ神話では、ぎょしゃ座のモデルのなっているのは、鍛冶屋の神・ヘーパイナスと美の神・アフロディテの子・エリクトニウスと言われています。
エリクトニウスはアテネの3代目の王となりましたが、生まれつき足が不自由で、戦場に行くときには馬の背中に体を縛り付け、勇敢に戦ったと言われています。
才能に優れた人物で、後には馬に引かせて戦う戦車を考案し、4頭立ての戦車に乗って戦ったとも伝えられています。

また、一方では、ぎょしゃ座のモデルは、太陽神・ヘルメースの息子・ミュルティロスであるとも、馬車の名手・ヒュッポリトスとも言われています。

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