星座図鑑・北極星の探し方、見つけ方

北極星の探し方

    
△上の図は、3月上旬22時頃・1月中旬1時頃・12月上旬4時頃 (東京近郊)
北極星 (ポラリス)

北極星は、こぐま座の尾の先にあたるα星・ポラリスですが、北極星は、地球の自転軸の延長にある、「天の北極」付近に位置しています。
この為、北極星の位置は、時間が変わってもほとんど位置が変わることなく、その高さは、北極星を見上げる場所の緯度に相当しています。

ところで、夜空の星は、この北極星を中心にして、時計と反対方向へ回っていきます。
およそ24時間で一周しますが、毎日4程度の遅れがあり、この時間のずれが、四季に見える星座の違いをつくりだしています。
そして、1ヶ月で2時間、半年で12時間、1年で24時間のずれとなって、星座は元の位置に戻りますが、その間も、北極星はほとんどその位置を変えることがありません。

このような北極星は、昔から方角や位置を知るための目印とされてきましたが、夜空に輝く星座を探し出すにも、大切なガイド役になっています。
北極星さえ見つけることができれば、ここから四季折々に輝く星座を探し出すことができるので、ここでは北極星の見つけ方について紹介しておきます。


北斗七星からの見つけ方

おおぐま座の腰から尾を形づくっている北斗七星は、形も整っていて、すぐに目に留まる星座です。
「ひしゃく星」とも呼ばれている北斗七星を形づくっている七つの星の内、ひとつは3等星ですが、残りの六つは2等星なので、星座の中でも、特に見つけやすい星座です。
時間によっては見え方が違ってきますが、北の空を向くと北斗七星が目に留まると思います。

この北斗七星からの北極星の探し方ですが、北斗七星のひしゃくの先の部分を、その長さの分だけ5倍ほど先に延ばしていきます。
すると、明るい星に出合いますが、これが北極星で、北斗七星を見つければ、簡単に探し出すことができます。

北極星の見つけ方は、次のカシオペア座から探し出すこともできますが、北斗七星はとても見つけやすい星座なので、北極星の見つけ方として、この方法を覚えておくと、とても便利です。


カシオペア座からの探し方

北斗七星と共によく目に付くのが、カシオペア座です。
このカシオペア座を目印にしても、北極星を探し出すことができます。

カシオペア座は「W」字のように見える特徴のある星座なので、こちらも北斗七星と同様、すぐに見つけることができます。
「W」を形づくる五つの星の内、ひとつは3等星ですが、残りの四つは2等星なので、空の明るいところでも、目が慣れてくれば見つけることができると思います。

このカシオペア座から北極星を見つけ出す方法ですが、まず、カシオペア座の「W」字に見える両端の線をそのまま伸ばしていきます。

延長した線はすぐに交差しますが、この点から、「W」字の真ん中の山になっている点を結び、その方向にそのまま伸ばしていきます。
北斗七星の場合と同じで、およそ5倍のところにあるのが、北極星です。
ただし、カシオペア座は、秋の頃は、時間が進むと「M」字のように見えるので、注意してください。

どちらの星座からでも簡単に北極星を見つけることができると思いますが、北斗七星もカシオペア座も、北極星の近くを回っているので、1年を通して見ることができます。

季節によっては、どちらかが見づらくなるときもありますが、北斗七星とカシオペア座は、北極星を挟んで、互いに反対方向に位置しているので、見やすい方の星座をガイド役にすればいいと思います。

磁石と分度器を使っての探し方

ところで、場所によっては北斗七星やカシオペア座がまったく見えないこともあります。
例えば、観測地が山に囲まれているとか、北斗七星などが雲に隠れてしまっている場合などです。
そのような時は、磁石と分度器を使って、北極星を探し出すことができます。

まず、北極星は北に位置しているので、磁石を使って観測地での北の方向を探して、その方向に目を向けます。
次に、分度器を使って、北極星のある角度を計るようにします。

北極星の見える高さは、観測地の緯度とほぼ同じになるので、分度器の角度を合わせ、その高さのところを探せば、北極星を見つけることができます。
例えば、東京近郊なら緯度はおよそ35度、札幌近郊ならおよそ43度、鹿児島辺りなら31度位なので、その高さに目を向ければ、北極星を探し出すことができます。

具体的には、図のように分度器にオモリのついた糸を垂らして角度を計るようにしますが、案外簡単に北極星の位置をとらえることができるので、ぜひ試してみてください。


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