星座図鑑・つる座

つる座


      
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△上の図は昇る頃 (11月中旬21時頃・9月下旬0時頃・8月中旬3時頃、東京近郊)

拡大図
       
 

名 称 つる
学 名 Grus
略 符 Gru
概略位置 赤経・22h20m / 赤緯・-47°
概略面積 366平方度
20時南中 10月22日
南中高度 約8°
設定者 バイエル
隣接する星座 みなみのうお座・
けんびきょう座・
インディアン座
・きょしちょう座・
ほうおう座
・ちょうこくしつ座

つる座 (Grus)

探し方・見つけ方
つる座は、半ば翼を広げた鶴の姿で描かれている星座で、秋の夜空、南の地平線近くに見える星座です。
2等星がふたつ、3等星がひとつある明るい星座ですが、残念ながら、日本の多くの地域では地平線に隠れてしまい、その半分ほどしか見えません。

つる座の探し方は、みなみのうお座の1等星・フォーマルハウトを目印にするのがよいと思いますが、フォーマルハウトは秋の夜空に輝く唯一の1等星なので、よく目に付くと思います。
フォーマルハウトのずっと下(南)へ目を向けると、東西に並ぶふたつの明るい星が見つかります。

この星は、つる座のα星・アルナイルとβ星のグライドで、どちらも2等星です。
このふたつの2等星を横軸にした、「十」字のような形をしたところがつる座で、時間が経つにつれ、地平線近くを東から西へと動いていくのが分かると思います。

東京辺りより北では一部が地平線の下に隠れてしまうほか、九州辺りでも地平線近くにあるので、つる座全体の姿をよく見るには、沖縄などの南の地域の方がよいと思います。


概要
つる座は、ほうおう座などと共に、1603年・ドイツの天文学者であるヨハン・バイエルによって設定された新しい星座です。

つる座は「秋の星座」として扱われるほか、「南天の星座/南半球の星座」としても扱われることがある、南の空低くに見える星座です。
10月の夜9時頃が見やすいと思いますが、空の開けた、暗くて空気の澄んだところでないと、見つけるのが難しいかもしれません。


神話・伝説
つる座は新しくつくられた星座なので、神話や伝説などは伝わっていませんが、つる座は、「さぎ座」や「フラミンゴ座」などと呼ばれていたこともありました。
また、つる座は、かつてはみなみのうお座の一部だったとも言われています。

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