星座図鑑・ペガスス座

ペガスス座


          
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△上の図は昇る頃 (8月下旬21時頃・7月中旬0時頃・5月下旬3時頃、東京近郊)

拡大図
        
 

名 称 ペガスス
学 名 Pegasus
略 符 Peg
概略位置 赤経・22h30m / 赤緯・+17°
概略面積 1121平方度
20時南中 10月25日
南中高度 約74°
設定者 プトレマイオス
隣接する星座 アンドロメダ座・
とかげ座・
はくちょう座・こぎつね座・
いるか座
・こうま座・
みずがめ座
・うお座

ペガスス座 (Pegasus)

探し方・見つけ方
秋の夜、頭上高く輝いているぺガスス座は、3個の2等星と1個の3等星からなる大きな四角形が特徴です。
この四角形はぺガススの胴体部分で、「ぺガススの大四辺形」、或いは「秋の大四辺形」などと呼ばれていて、秋の代表的な星座になっています。

このぺガススの大四辺形は、10~11月の夜9時頃には天頂近く輝いていて、とてもよく目立ちます。
ぺガスス座のモデルは天馬・ペガサスで、南中する前には東の空から昇り、逆さまになった形で夜空を駆けていきます。

この大四辺形は、秋の星座を探し出す時の目印にもなっているので、すぐに分かると思いますが、北の空に輝いているカシオペア座から東向き(北極星の反対側)に目を移していくと、この四辺形が見つかります。

また、この大四辺形には、ぺガスス座のα星・β星・γ星のほか、アンドロメダ座のα星(もとはペガスス座δ星)が含まれていて、ぺガススの姿は前半身しか描かれていません。
後半身は雲に隠れていると言われていて、アンドロメダ座のα星は、アンドロメダの頭のところに位置しています。


概要
ぺガスス座はプトレマイオスの48星座にもなっていますが、ぺガススの大四辺形の中は、星が少ないことでよく知られています。
肉眼では、ふつう数個程度しか見えませんが、ぺガススの頭、鼻の辺りには球状星団であるM15があります。

地球からの距離はおよそ3万光年程もありますが、とても見つけやすい星団で、望遠鏡で覗くと、たくさんの星が輝いているのが分かります。
秋の夜空の中でも見ごたえのある星団で、変光星もたくさん見つかっています。

また、ぺガスス座には、α星・β星・ε星の3つの2等星がありますが、ぺガスス座51番星は、初めて見つかった太陽系外惑星としてよく知られています。

ところで、ぺガススは「ペガサス」の名前で親しまれていますが、星座名は「ぺガスス」になっています。


神話・伝説
ぺガスス座は最も古くから知られている星座のひとつで、ギリシア神話にも、その物語が伝えられています。

それによると、ぺガススは、勇者・ペルセウスの物語に登場します。
ぺガススは、ペルセウスがメドューサの首を切り落とした時に、その流れ出た血から生まれたとされています。
ペルセウスはぺガススに乗って、王女・アンドロメダを救い出すなどの冒険をしますが、ぺガススはペルセウスと共に冒険をした後も、ベレロポンと一緒に怪物・キマイラを倒すなど、様々な活躍をします。

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